『進撃の巨人』を最後まで見ても、「104期のユミルって結局どうなったの?」「途中から急にいなくなったけど、死亡シーンを見逃した?」と疑問が残った人は少なくないでしょう。
ユミルはSeason 2でヒストリアと強い絆を見せた重要人物ですが、その後は画面から姿を消し、最期も大きな死亡シーンとして描かれません。
結論からいうと、104期訓練兵団のユミルは死亡しています。ライナーとベルトルトについて行ったあと、マーレ側へ戻り、「顎の巨人」の力をポルコ・ガリアードへ継承するために捕食されました。
ただし、ユミルがポルコに食べられる瞬間そのものは、原作でもアニメでもはっきりとは描かれていません。
原作では23巻第93話「闇夜の列車」、アニメではThe Final Season第61話「闇夜の列車」に登場するポルコの回想から、ユミルの死と顎の巨人の継承がわかります。
この記事では、ユミルがどの段階で仲間たちと別れたのか、なぜ自らライナーたちについて行ったのか、ポルコとの関係、ヒストリアへの手紙、始祖ユミルとの違いまで順番に解説します。
※この記事は『進撃の巨人』原作終盤までのネタバレを含みます。
Kindleのお得情報
女将軍さま、もう戦争は終わっています!: ~引退した最強の女将軍と旅に出た私、行く先々で大騒ぎです~
11/4 07:00時点
SAKAMOTO DAYS 29 (ジャンプコミックスDIGITAL)
11/4 07:00時点
魔都精兵のスレイブ 22 (ジャンプコミックスDIGITAL)
11/4 07:00時点
異世界0番地、鬼の棲み家食堂へようこそ (スターダストノベルス)
11/4 07:00時点
美味しいご飯が食べたくなる漫画 23: 記念日プロポーズ前編 美味しいご飯が食べたくなる漫画【にしみつ】
11/4 07:00時点
【電子版限定特典付き】凶乱令嬢ニア・リストン8 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫)
11/4 07:00時点
ガンニバル 1 (漫画ゴラク)
11/4 07:00時点
冒険者アル あいつの魔法はおかしい【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 (LEVINノベルス)
11/4 07:00時点
ビッグコミックオリジナル 2026年21号(2026年10月20日発売) [雑誌]
11/4 07:00時点
魔法少女育成計画【電子版あとがき付】 (このライトノベルがすごい!文庫)
11/4 07:00時点
水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編3【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 (LEVINノベルス)
11/4 07:00時点
あそびのかんけい (富士見ファンタジア文庫)
11/4 07:00時点
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 青春ブタ野郎シリーズ (電撃文庫)
11/4 07:00時点
メイドインアビス (14) (バンブーコミックス)
11/4 07:00時点
2周目冒険者は隠しクラス〈重力使い〉で最強を目指す 【コミック】 (4)
11/4 07:00時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。
本サイト上で表示されるコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
Amazonのアソシエイトとして、トレンディブログは適格販売により収入を得ています。
結論|104期のユミルはポルコに顎の巨人を継承して死亡した
最初に、ユミルの最後までの流れを簡単に整理します。
| 順番 | ユミルに起きたこと |
|---|---|
| 1 | マーレにいたエルディア人の孤児として育つ |
| 2 | 「ユミル」と名付けられ、信仰集団に祭り上げられる |
| 3 | マーレ当局に捕まり、「楽園送り」で無垢の巨人になる |
| 4 | 約60年間、パラディ島を無垢の巨人としてさまよう |
| 5 | マルセル・ガリアードを偶然捕食し、顎の巨人を継承して人間に戻る |
| 6 | 壁内で暮らし、第104期訓練兵団に入る |
| 7 | クリスタ(ヒストリア)と出会う |
| 8 | ウトガルド城で巨人化し、正体が判明する |
| 9 | エレン奪還戦のあと、ヒストリアを残してライナーとベルトルトについて行く |
| 10 | ヒストリアへ手紙を残す |
| 11 | マーレ側でポルコ・ガリアードに顎の巨人を継承し死亡する |
ユミルが突然消えたように感じるのは、9から11までの重要な出来事が一続きの場面として描かれていないからです。
Season 2の終盤でライナーたちについて行ったあと、次にユミル本人の状況が詳しくわかるのはかなり後になります。
そのため、「捕まったまま生きているのでは?」「どこかで再登場するのでは?」と考えたまま物語を見続けても不思議ではありません。
ユミルがいなくなったのはSeason 2最終話「叫び」
104期のユミルがエレンたちの前からいなくなる決定的な場面は、原作12巻第50話「叫び」です。
アニメではSeason 2最終話にあたる**第37話「叫び」**で描かれます。
この回では、エレンの中に眠る「座標」と呼ばれる力が発動します。
巨人たちがエレンの意思に反応するように動き出したことで、ユミルは壁内にも生き残る可能性があると気づきます。
それまでユミルは、壁の中はいずれ危険になると考え、ヒストリアをライナーたちの故郷側へ連れて行こうとしていました。
ところが、エレンが巨人を操るような力を持っているとわかったことで状況が変わります。
ヒストリアを無理に壁外へ連れ出さなくても、壁内に未来が残っているかもしれない。
ユミルはそう判断し、ヒストリアを調査兵団側へ残しました。
ここでユミル自身もヒストリアと一緒に戻れば、生き延びられた可能性があります。
それでもユミルは戻りません。
巨人たちに襲われていたライナーとベルトルトを助け、そのまま2人について行く道を選びます。
この選択が、ユミルの最期につながりました。
なぜユミルはライナーとベルトルトについて行った?
「ヒストリアをあれだけ大切にしていたのに、なぜライナーたちを選んだの?」
ユミルのその後を理解するうえで、一番引っかかりやすい部分です。
ユミルの行動には、いくつかの理由が重なっています。
ヒストリアは壁内に残しても大丈夫だと思えた
ユミルがライナーたちと行動していた大きな理由の一つは、ヒストリアを守るためでした。
壁内に未来がないと思っていた段階では、ヒストリアを壁の外へ連れ出すことが生き残る道だと考えていました。
ところが、エレンが「座標」の力を持っていると判明します。
ユミルはエレンの力を見て、壁の中にも未来があると判断しました。
ヒストリア自身も、自分のために生きる覚悟を固めつつあります。
以前のように「ユミルが守らなければ何もできないクリスタ」ではありません。
ユミルにとって、ヒストリアを壁内へ残せる条件がそろったわけです。
ライナーたちに「借り」を返そうとした
ユミルはライナーとベルトルトを助けたあと、自分が2人について行く理由を語っています。
ユミルから見れば、ライナーたちは自分の人生を壊した側でもあります。
ライナー、ベルトルト、アニ、マルセルがパラディ島へ来なければ、ユミルがマルセルを捕食することもありませんでした。
ところが、ユミルにとっては逆の見方もできます。
無垢の巨人として何十年もさまよっていたユミルは、マルセルを食べたことで顎の巨人を継承し、人間の姿へ戻れました。
壁内で新しい人生を手に入れ、ヒストリアとも出会えました。
ライナーたちが島へ来た結果、ユミルは長い「悪夢」から目を覚ましたとも言えます。
だからこそ、ユミルは自分の命と顎の巨人を差し出す形で借りを返そうとしました。
合理的に考えれば、ユミルにとって得になる選択ではありません。
ユミル自身も、自分の判断を完全に割り切れていたわけではありません。
それでも最後には、ライナーとベルトルトを見捨てず、2人の帰還を助ける道を選びました。
ライナーとベルトルトの苦しさも理解していた
ユミルは壁内の人間でありながら、ライナーたちの事情をある程度理解できる特殊な立場にいました。
ユミル自身もマーレ側で生きていたエルディア人です。
自分の意思ではどうにもならない事情によって人生を変えられ、罪を背負わされた経験もあります。
ライナーとベルトルトが単純な「悪人」ではなく、故郷へ帰らなければならない事情を抱えた人間だと理解していました。
ヒストリアへの思いがなくなったからライナーたちを選んだわけではありません。
むしろ、ヒストリアを壁内に残しても生きていけると判断できたからこそ、最後にライナーたちを助ける余地が生まれたと考えると流れを追いやすくなります。
そもそも104期のユミルは何者だった?
ユミルの最期だけを見ると、「なぜ自分から死ぬような選択をしたのか」が理解しにくくなります。
ユミルの過去を振り返ると、行動の意味が見えやすくなります。
マーレで暮らしていた名前のない孤児だった
104期のユミルは、もともとマーレ側で暮らしていたエルディア人です。
幼いころは名前もない孤児として生活していました。
やがて始祖ユミルを崇拝する人々に拾われ、「ユミル」という名前を与えられます。
周囲から必要とされたユミルは、王家の血を引く特別な人物であるかのように振る舞うようになりました。
もちろん、本当に王家の血を引いていたわけではありません。
信仰集団にとって都合のいい「ユミル様」として祭り上げられていたのです。
楽園送りにされ、無垢の巨人になる
信仰集団の存在がマーレ当局に発覚すると、ユミルたちは拘束されます。
ユミルはパラディ島へ送られ、巨人化させられました。
いわゆる「楽園送り」です。
ここからユミルは、人間として生きる時間を失います。
無垢の巨人には人間だったころのような自由な意思はなく、ユミルは長い間、島の中をさまよい続けました。
その期間は約60年に及びます。
見た目は第104期の仲間たちと同年代に見えても、ユミルの人生には長い空白期間があります。
マルセルを食べて人間に戻った
転機になったのが、マーレからパラディ島へ送られてきた戦士たちとの遭遇です。
当時の戦士隊は、
- ライナー・ブラウン
- ベルトルト・フーバー
- アニ・レオンハート
- マルセル・ガリアード
の4人でした。
マルセルは「顎の巨人」の継承者です。
無垢の巨人だったユミルはマルセルを捕食します。
『進撃の巨人』では、無垢の巨人が「九つの巨人」の継承者を食べると、その力を受け継いで人間へ戻れます。
TVアニメ『進撃の巨人』The Final Season公式サイトの用語解説でも、無垢の巨人が「九つの巨人」の能力者を捕食すると能力を受け継ぎ、人間へ戻れることが説明されています。
ユミルは偶然マルセルを食べたことで、顎の巨人の継承者となり、約60年ぶりに人間へ戻りました。
ユミルが持っていた巨人は「顎の巨人」
ユミルが巨人化できた理由は、「九つの巨人」の一つである顎の巨人を持っていたからです。
顎の巨人には、高い機動力と強力な顎・爪という特徴があります。
ユミルはウトガルド城で仲間たちを守るために巨人化し、それまで隠していた正体を明かしました。
後にマーレ編へ入ると、ポルコ・ガリアードが顎の巨人として登場します。
「ユミルが持っていたはずなのに、なぜポルコが顎の巨人になっているの?」
この違和感が、ユミルの死を読み解く大きな手がかりです。
ユミルの死亡は23巻93話「闇夜の列車」でわかる
ユミルの死が明確になるのは、物語がマーレ側へ移ったあとです。
講談社公式の『進撃の巨人』23巻には、第91話「海の向こう側」から第94話「壁の中の少年」までが収録されています。
その中の**第93話「闇夜の列車」**で、ポルコ・ガリアードが登場します。
ポルコはマルセル・ガリアードの弟です。
そしてポルコは、ユミルから顎の巨人を受け継いでいます。
作中ではポルコの記憶を通して、拘束されたユミルの姿が描かれます。
「九つの巨人」の能力は、基本的に継承者を無垢の巨人が捕食することで引き継がれます。
ポルコがユミルの持っていた顎の巨人を継承している以上、ユミルはポルコに捕食されて死亡したとわかります。
死亡する瞬間は直接描かれていない
ユミルの最期で特に覚えておきたいのが、死亡シーンを直接見せていない点です。
エルヴィンやサシャ、ハンジなどのように、読者や視聴者の目の前で最期まで描かれる死亡とは見せ方が違います。
ユミルの場合は、
- ライナーたちについて行く
- ヒストリアへ手紙を残す
- ポルコが顎の巨人を継承している
- ポルコの回想に拘束されたユミルが映る
という複数の情報をつなげることで死がわかります。
この描き方のため、「死亡シーンを飛ばした?」「自分が見逃した?」と感じやすくなっています。
見逃したわけではありません。
ユミルが食べられる瞬間そのものは、大きな場面として描かれていないのです。
アニメでユミルの死亡がわかるのは何話?
アニメでユミルのその後を確認したい場合は、主に3つの回を押さえると流れがわかります。
第37話「叫び」
Season 2最終話です。
ユミルがヒストリアと別れ、ライナーとベルトルトを助けてついて行く場面が描かれます。
TVアニメ公式サイトでも、第37話「叫び」がSeason 2最終話として案内されています。
ここがユミルが壁内の仲間たちから離れる回です。
第58話「進撃の巨人」
Season 3終盤では、ヒストリアのもとへユミルの手紙が届きます。
ユミル自身はすでに戻ってきません。
手紙の内容から、ユミルが自分の死を覚悟していたことがわかります。
原作では22巻にあたる部分です。
第61話「闇夜の列車」
The Final Season第2話、シリーズ通算61話です。
TVアニメ公式サイトでも、The Final Seasonの第1話から第4話が通算第60話から第63話として案内され、第61話のタイトルが「闇夜の列車」と確認できます。
この回に登場するポルコの回想によって、ユミルが顎の巨人を継承させたことがわかります。
アニメだけ見ている場合、
37話 → 58話 → 61話
のユミル関連場面を続けて見返すと、その後がかなり理解しやすくなります。
ユミルはなぜポルコに食べられた?
ポルコ・ガリアードは、ユミルが捕食したマルセルの弟です。
そのため、「兄を殺したユミルへの復讐でポルコが食べたの?」と考えたくなります。
ただし、顎の巨人の継承を単純な個人的復讐だけで説明するのは適切ではありません。
マーレにとって「九つの巨人」は軍事力です。
ユミルが持っていた顎の巨人は、本来マーレの戦士マルセルが保有していた力でした。
ユミルがライナーたちについて戻れば、マーレ側は失っていた顎の巨人を取り戻せます。
そこで次の継承者として選ばれたのが、マルセルの弟であり戦士候補生だったポルコです。
流れを並べると、
マルセル → ユミル → ポルコ
となります。
ユミルは自分が帰ればどうなるのかを理解したうえで、ライナーたちについて行ったと考えられます。
顎の巨人はその後どうなった?
顎の巨人はユミルの死後も継承されていきます。
| 継承者 | 継承の流れ |
| マルセル・ガリアード | マーレの戦士として顎の巨人を保有 |
| ユミル | 無垢の巨人時代にマルセルを捕食して継承 |
| ポルコ・ガリアード | ユミルを捕食して継承 |
| ファルコ・グライス | ポルコを捕食して継承 |
The Final Season公式サイトの用語解説でも、顎の巨人は「九つの巨人」の一つとして紹介されています。
ユミルだけを見ると途中退場した人物に見えますが、ユミルが偶然奪った顎の巨人は、物語終盤まで継承され続ける重要な力です。
ユミルがヒストリアに残した手紙とは?
ユミルの最期を考えるとき、ヒストリアへの手紙は外せません。
原作では22巻、アニメでは第58話付近で描かれます。
ユミルはライナーを通してヒストリアへ手紙を届けます。
文章はユミルらしく冗談を交えた書き方ですが、内容を追うと別れの手紙に近いものだとわかります。
ユミルは自分がこれから死ぬことを理解しています。
それでも、ただ悲しい言葉だけを並べるのではなく、最後までヒストリアに対して普段通りの調子を崩しません。
ヒストリアへの思いは最後まで変わっていない
アニメ公式サイトの初期キャラクター紹介では、ユミルについて「クリスタのことを愛しているということ以外は不明」と紹介されていました。
物語が進むと、ユミルがヒストリアへ執着していた理由も明らかになります。
2人には、
「他人から求められる役割を演じ、自分自身のために生きられなかった」
という共通点がありました。
ユミルは信仰集団から「ユミル様」を演じることを求められます。
ヒストリアは周囲から存在を否定され、「クリスタ・レンズ」という別人のような生き方を選んでいました。
だからユミルは、クリスタとして他人のために死のうとする彼女に「自分のために生きろ」と強く求めます。
ユミル自身が最後に他人を助けるため命を差し出したため、一見すると矛盾しているようにも見えます。
ただ、ユミルは誰かに強制されてポルコへ力を渡す道を選んだわけではありません。
少なくともライナーたちについて行く段階では、自分で考え、自分で決めています。
「自分のために生きろ」という言葉を、単に「自分だけが助かる道を選べ」という意味で捉えないほうが、ユミルという人物を理解しやすくなります。
ユミルと始祖ユミルは同一人物ではない
『進撃の巨人』には、「ユミル」という名前の人物が2人登場します。
ここも混乱しやすい部分です。
| 104期のユミル | 始祖ユミル |
| エレンたちと同時期に第104期訓練兵団へ所属 | 約2000年前の人物 |
| ヒストリアと行動することが多い | 巨人の力の始まりに関わる |
| 一時期、顎の巨人を継承 | 「九つの巨人」の起源となる |
| 王家の血筋ではない | フリッツ王に仕えた人物 |
2人は同一人物ではなく、親子や直接の血縁関係があるわけでもありません。
104期のユミルが同じ名前になったのには理由があります。
幼いころ名前を持っていなかった彼女は、始祖ユミルを崇拝する集団に拾われ、「ユミル」という名前を与えられました。
つまり、自分で始祖ユミルと同じ名前を名乗り始めたわけではありません。
信仰集団によって「ユミル様」に仕立て上げられた結果です。
始祖ユミルと104期ユミルの名前が同じなのは偶然ではありませんが、104期ユミルが始祖ユミル本人の生まれ変わりという設定でもありません。
ユミルが約60年間巨人だったのに若いのはなぜ?
ユミルの過去を知ると、「60年以上前から生きているなら、なぜ見た目が若いの?」という疑問も出てきます。
ユミルは約60年間、人間として普通に年齢を重ねていたわけではありません。
長期間を無垢の巨人として過ごしています。
人間へ戻ったときには、巨人化する前に近い若い姿でした。
そのため、第104期訓練兵団へ入ってエレンたちと一緒に生活していても、外見から長い過去を持つ人物だとはわかりません。
ユミルが壁外の事情を知っているような発言をしたり、年齢のわりに妙に達観して見えたりするのも、後から正体を知ると印象が変わる部分です。
ユミルの巨人とポルコの顎の巨人はなぜ見た目が違う?
ユミルとポルコは、どちらも顎の巨人の継承者です。
それでも巨人化した姿はかなり違います。
ユミルの巨人は、無垢の巨人だったころの姿を比較的強く残しています。
ポルコの顎の巨人は、顎や顔周辺が硬質化したような外見で、鋭い爪も目立ちます。
『進撃の巨人』では、同じ「九つの巨人」を継承しても、継承者によって外見や特徴の出方が完全に同じになるわけではありません。
エレンと歴代の進撃の巨人、アルミンとベルトルトの超大型巨人を見ても、個体差があります。
そのため、「姿が違うからユミルは顎の巨人ではなかった」というわけではありません。
終盤にユミルの巨人が出てくるのは生き返ったから?
物語終盤の「天と地の戦い」では、歴代の「九つの巨人」の姿が多数登場します。
その中には、ユミルが巨人化していたころと同じ姿も確認できます。
ここで、
「ユミルは死んでいなかった?」
「最後に復活した?」
と混乱することがあります。
ユミル本人が生存していたわけではありません。
終盤では「道」を通じて歴代の巨人が登場しているため、過去の継承者の巨人が姿を現します。
したがって、終盤にユミルの巨人が登場しても、104期のユミルが肉体を持って生き返ったことを意味しません。
ポルコへ顎の巨人を継承した時点で、ユミル本人は死亡しています。
なぜユミルの最後はわかりにくい?
ユミルの結末がわかりにくい理由は、情報が複数のシーズンへ分散しているためです。
普通の作品なら、
「捕まる → 処刑される → 仲間が死を知る」
と一続きに描かれる場面が、『進撃の巨人』では分割されています。
ユミルの場合は、
- Season 2でヒストリアと別れる
- Season 3で手紙が届く
- The Final Seasonでポルコが顎の巨人として登場する
- 回想によってユミルから継承したとわかる
という流れです。
しかもユミルがいなくなった後、物語は王政編、ウォール・マリア奪還作戦、地下室の真実、海、マーレ編と大きく展開していきます。
視聴者が覚えるべき情報量が多いため、ユミルの消息が途中で抜け落ちても不思議ではありません。
「最後までアニメを見たのに、ユミルがどうなったかわからない」という状態は、作品を見落としているというより、あえて直接的に描かない構成によって起こりやすい混乱です。
原作でユミルの最後を読み返すなら何巻?
ユミルの人生を最初から全部追う必要はありません。
「結局どうなったのか」を確認したいなら、特に重要なのは次の3冊です。
12巻:ユミルがライナーたちについて行く
12巻第50話「叫び」が重要です。
エレンの「座標」が発動し、ユミルがヒストリアを壁内に残す決断をします。
その後、ライナーとベルトルトを助け、2人と行動する道を選びます。
ユミルの最後の選択を理解するなら、まず読み返したい巻です。
22巻:ヒストリアへの手紙
22巻では、ユミルがヒストリアへ残した手紙を確認できます。
講談社公式の22巻紹介では、「境界線」「進撃の巨人」「会議」「壁の向こう側へ」の4話が収録されています。
ユミルがどんな気持ちで死を迎えようとしていたのかを知るうえで欠かせません。
23巻:ポルコへの継承が判明
23巻第93話「闇夜の列車」で、ポルコが顎の巨人の継承者として登場します。
講談社公式でも23巻に第91話〜第94話が収録されていることを確認できます。
ユミルの最期を事実として確かめたいなら、23巻まで読むと一連の流れがつながります。
アニメでユミルの行方がわからなくなった人は、12巻→22巻→23巻の順に読み返すと理解しやすいでしょう。
よくある質問
進撃の巨人のユミルは結局どうなった?
104期訓練兵団のユミルは死亡しています。ライナーとベルトルトについて行ったあと、マーレ側へ戻り、顎の巨人をポルコ・ガリアードへ継承するために捕食されました。
ユミルを食べたのは誰?
ポルコ・ガリアードです。
ポルコは、ユミルが無垢の巨人だったころに食べたマルセル・ガリアードの弟です。
ユミルから顎の巨人を継承しました。
ユミルの死亡シーンはアニメ何話?
食べられる瞬間そのものは明確に描かれていません。
アニメでは通算第61話「闇夜の列車」のポルコの回想などから、ユミルが死亡し、顎の巨人がポルコへ継承されたことがわかります。
ユミルが最後にヒストリアと会ったのは何話?
アニメではSeason 2最終話の第37話「叫び」が、2人の決定的な別れになる回です。
ユミルはヒストリアを壁内へ残し、ライナーとベルトルトを助けに向かいます。
ユミルはなぜヒストリアについて行かなかった?
エレンが「座標」の力を発動したことで、ユミルは壁内にも未来があると判断しました。
ヒストリアを壁の外へ連れ出す必要がなくなった一方、ユミルはライナーたちに借りを返すため、自分の意思で2人について行きます。
ユミルはヒストリアのことが好きだった?
作中ではユミルがヒストリアを特別に大切にしていることが繰り返し描かれ、アニメ公式のキャラクター紹介でもユミルについて「クリスタのことを愛している」と紹介されています。
ヒストリアへ送った最後の手紙からも、最後まで強い思いを持っていたことがわかります。
104期のユミルと始祖ユミルは同じ人?
違います。
始祖ユミルは約2000年前に巨人の力を得た人物です。
104期のユミルはマーレにいたエルディア人の孤児で、始祖ユミルを崇める信仰集団から「ユミル」という名前を与えられました。
ユミルは王家の血を引いている?
104期のユミルは王家の血を引く人物として扱われた時期がありますが、それは信仰集団によって作られた設定です。
ヒストリア・レイスのような本物の王家の血筋ではありません。
ユミルは最後に生き返った?
生き返ってはいません。
終盤の戦いで歴代の巨人としてユミルの巨人と同じ姿が登場しますが、104期のユミル本人が肉体を取り戻して復活したわけではありません。
まとめ|ユミルはヒストリアを残し、自分の意思で顎の巨人を返した
『進撃の巨人』の104期ユミルがどうなったのかをまとめます。
- ユミルはマーレにいたエルディア人の孤児だった
- 楽園送りで無垢の巨人にされ、約60年間パラディ島をさまよった
- マルセルを食べて顎の巨人を継承し、人間へ戻った
- 壁内でヒストリアと出会い、第104期訓練兵団へ入った
- Season 2最終話でヒストリアを壁内に残した
- ライナーとベルトルトを助け、自ら2人について行った
- ヒストリアへ最後の手紙を残した
- マーレ側でポルコ・ガリアードに捕食された
- 顎の巨人はユミルからポルコへ継承された
- 死亡する瞬間は直接的には描かれていない
- 終盤に巨人の姿が再登場しても、ユミル本人が生き返ったわけではない
- 始祖ユミルとは別人で、直接の血縁関係もない
ユミルの最期がわかりにくい最大の理由は、「ヒストリアとの別れ」「最後の手紙」「顎の巨人の継承」が別々の時期に描かれているからです。
ユミルはライナーたちについて行けば、自分が安全に帰れるとは考えていませんでした。
それでも、ヒストリアには壁内で生きる道があると判断し、自分はライナーとベルトルトを助ける道を選びます。
他人に求められる役を演じ続けた幼少期とは違い、最後は自分で選んだ行動でした。
ユミルの結末を知ったうえで12巻の「叫び」を読み返すと、ヒストリアとの別れや、ライナーたちについて行く決断の見え方がかなり変わります。
アニメだけではユミルの最後がつながらなかった人は、原作12巻・22巻・23巻を続けて読むと、彼女の選択から死亡までを整理しやすくなります。

コメント