『ふつうの軽音部』を読んでいると、「あの曲、何話で出たっけ?」「歌っていたのはちひろ?それとも別のバンド?」と気になる場面がかなりあります。
しかも本作は、ただ有名曲を並べているだけではありません。
曲ごとに、キャラの現在地やバンドの関係性がちゃんと乗っています。
そこで本記事では、『ふつうの軽音部』に登場した実在曲を、話数・歌ったキャラ・バンド名つきで整理しました。
単行本で読み返す人も、ジャンプ+で追っている人も、曲からエピソードを探せるようにまとめています。
※本記事は曲名・登場話・演奏シーンに触れます。物語の大きなネタバレは避けていますが、ライブ結果や加入後のバンド名が分かる箇所があります。
『ふつうの軽音部』登場曲一覧
まずは、作中に登場した曲を話数順にまとめます。
「歌ったキャラ・バンド」は、作中で演奏や歌唱がはっきり分かるものを中心に記載しています。
練習、カラオケ、SE、回想での使用などは、備考に分けました。
この記事では、曲名と場面を確認できた第103話までの楽曲を中心に掲載しています。
第104話以降で新たな演奏曲が出た場合は、追記対象です。
| 話数 | 曲名 | アーティスト | 歌ったキャラ・バンド | 登場シーン・備考 |
|---|---|---|---|---|
| 第1話 | おしゃかしゃま | RADWIMPS | 鷹見項希 | 楽器店での試奏。項希のギター経験が見える序盤の象徴的な曲 |
| 第2話 | あいどんわなだい | 銀杏BOYZ | 新田たまき所属バンド | 新歓ライブで登場。新田たまきの存在感を印象づける曲 |
| 第4話 | ソラニン | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 鳩野ちひろ | ちひろがギターで弾く曲。邦ロック好きの入り口としても分かりやすい選曲 |
| 第4話 | 一途 | King Gnu | 鷹見項希 | 項希が歌う曲。演奏力の差が早めに見える場面 |
| 第5話 | 天体観測 | BUMP OF CHICKEN | ラチッタデッラ | スタジオ練習で登場する定番曲 |
| 第5話 | シンデレラボーイ | Saucy Dog | ラチッタデッラ | ラチッタデッラの練習曲として登場 |
| 第7話 | 生きて行く | Hump Back | sound sleep | 校内ライブで登場。女子バンドらしい熱量が出る曲 |
| 第8話 | everything is my guitar | andymori | 鳩野ちひろ | ちひろが歌う曲。ちひろの好みと温度感が伝わる選曲 |
| 第9話 | 援助交際 | 銀杏BOYZ | 性的カスタマーズ | 校内ライブで登場。バンド名と選曲のクセが強い |
| 第9話 | 番狂わせ | Hump Back | sound sleep | sound sleepの演奏曲として登場 |
| 第13話 | 拝啓、少年よ | Hump Back | 鳩野ちひろ | カラオケでちひろが歌う曲。歌の芯の強さが見える |
| 第15話 | 君はロックを聴かない | あいみょん | 鳩野ちひろ / 新田たまきら | ライブで披露。ちひろが人前で歌う大きな一歩になる曲 |
| 第16話 | 透明少女 | NUMBER GIRL | 鳩野ちひろ | ちひろの好みがさらに濃く見える選曲 |
| 第17話 | 生活 | syrup16g | 鳩野ちひろ | ちひろが歌う曲。明るさだけではない内面に寄る選曲 |
| 第18話 | 赤橙 | ACIDMAN | 鳩野ちひろ | ちひろの歌唱シーンで登場 |
| 第19話 | 怪獣の花唄 | Vaundy | 巽玲羽 | 玲羽の歌として登場。キャラの印象が一気に立つ曲 |
| 第20話 | スピカ | スピッツ | 鳩野ちひろ | ちひろにとって重要な曲。後の場面でも響いてくる |
| 第25話 | 理由なき反抗(The Rebel Age) | a flood of circle | 鷹見項希 | 項希側の演奏で登場。荒さと勢いが似合う曲 |
| 第26話 | はあとぶれいく | ZAZEN BOYS | はーとぶれいく | バンド名・曲名の印象が重なる重要曲 |
| 第27話 | 凛と | クリープハイプ | 藤井彩目 | 彩目の歌として登場。感情の乗り方が強い曲 |
| 第28話 | 名もなき詩 | Mr.Children | 鳩野ちひろ | ちひろが歌う曲。知名度の高い曲で歌の伝わり方が分かる |
| 第35話 | UFOを呼ぶダンス | ポップしなないで | るりるり帝国 | 文化祭ライブで登場。るりるり帝国の個性が出る曲 |
| 第36話 | ドラマツルギー | Eve | protocol. | 文化祭ライブで登場。protocol.の強さを見せる曲 |
| 第36〜37話 | ジターバグ | ELLEGARDEN | はーとぶれいく | はーとぶれいくのライブ曲。バンドとしての熱が立ち上がる |
| 第40話 | リンダリンダ | THE BLUE HEARTS | 鳩野ちひろ | アカペラで登場。声そのものの強さが見える場面 |
| 第41〜42話 | 恋する | SHISHAMO | 性的カスタマーズ | 新田たまきの過去に関わる曲 |
| 第42話 | 気分上々↑↑ | mihimaru GT | 山添悟 | カラオケで登場。悟のキャラが軽やかに出る曲 |
| 第42話 | 夢で逢えたら | 銀杏BOYZ | 新田たまき | たまきの歌として登場。性的カスタマーズ文脈でも重要 |
| 第43話 | 輝きだして走ってく | サンボマスター | 新田たまき | たまきが聴いている曲として登場 |
| 第45話 | スピカ | スピッツ | 鳩野ちひろ | ちひろが再び歌う重要曲。気持ちの整理にも重なる |
| 第45話 | エンジェルベイビー | 銀杏BOYZ | 性的カスタマーズ | 性的カスタマーズの曲として登場 |
| 第50話 | 16 | andymori | 鳩野ちひろ | ちひろが歌う曲。andymoriが再び出てくるのも印象的 |
| 第58話 | 死ぬまでに俺がやりたいこと | ヤングスキニー | フライデーナイツ | ハロウィンライブで登場 |
| 第59話 | American Idiot | Green Day | カキフライエフェクト | ハロウィンライブで登場。洋楽パンク枠として目立つ |
| 第59話 | はあとぶれいく | ZAZEN BOYS | はーとぶれいく | ライブSEとして登場 |
| 第60話 | 覚悟を決めろ! | サバシスター | はーとぶれいく | はーとぶれいくのハロウィンライブ曲 |
| 第61話 | ジターバグ | ELLEGARDEN | はーとぶれいく | はーとぶれいくの演奏曲。文化祭から続く代表曲のひとつ |
| 第62話 | IGGY POP FAN CLUB | ZAZEN BOYS | はーとぶれいく | はーとぶれいくの演奏曲。攻めた選曲がバンドの色を強める |
| 第63話 | 閃光少女 | 東京事変 | はーとぶれいく | ハロウィンライブの山場。ちひろの歌が強く刺さる曲 |
| 第64話 | Wonderwall | Oasis | protocol. | protocol.のライブSEとして登場 |
| 第65話 | Crazy Dancer | 夜の本気ダンス | protocol. | protocol.の演奏曲。ライブ映えする選曲 |
| 第66〜67話 | ドラマツルギー | Eve | protocol. | protocol.の再演。対バンとしての圧が増す |
| 第69話 | 海と山椒魚 | 米津玄師 | protocol. | protocol.の演奏曲。鷹見項希の歌唱力が目立つ |
| 第70話 | インフェルノ | Mrs. GREEN APPLE | protocol. | protocol.の演奏曲。ハロウィンライブ後半の強い一曲 |
| 第72話 | 四角革命 | 相対性理論 | るりるり帝国 | るりるり帝国の曲。独特の浮遊感がバンドに合う |
| 第73話 | lemonade | Chilli Beans. | Color Circuit | Color Circuitの演奏曲として登場 |
| 第75話 | 誘惑 | GLAY | ハッセーズ / 指川 | ハッセーズ側の演奏で登場。曲名の強さもあり記憶に残る |
| 第77話 | ばらの花 | くるり | 鳩野ちひろ | ちひろが歌う曲。物語の空気が少し変わる選曲 |
| 第82話 | Let’s ダバダバ | POLYSICS | 鳩野ちひろ | ちひろが歌う曲。選曲の幅広さが見える |
| 第86話 | デイドリーム | reGretGirl | トゲトゲピーナッツ | 谷九高校のバンドとして登場 |
| 第90話 | Oz. | yama | ギャルを囲む会 | 七道高校のバンドとして登場 |
| 第93話 | swim | 04 Limited Sazabys | protocol. | protocol.の演奏曲。軽快さと強さがある曲 |
| 第96話 | アイラブ言う | 忘れらんねえよ | はーとぶれいく | はーとぶれいくの曲として登場 |
| 第99話 | ストラトキャスター・シーサイド | Suspended 4th | とがなくてしす | とがなくてしすの演奏曲として登場 |
| 第100話 | REVIVER | MY FIRST STORY | とがなくてしす | とがなくてしすの演奏曲。勢いのあるロック枠 |
| 第102話 | クリスマス | JUDY AND MARY | はーとぶれいく | はーとぶれいくの演奏曲として登場 |
| 第102話 | さよならエレジー | 菅田将暉 | protocol. | protocol.の曲として登場 |
| 第103話 | みずいろの雨 | 八神純子 | 鳩野ちひろ | ちひろが歌う曲。昭和歌謡寄りの選曲で幅を見せる |
登場曲をバンド別に整理
話数順で見ると量が多いので、ここからはバンド別に整理します。
『ふつうの軽音部』は、曲名だけでなく「どのバンドが何を選んだか」がかなり大事です。
選曲を見ると、バンドの立ち位置やキャラの温度が分かりやすくなります。
はーとぶれいくの登場曲
はーとぶれいくは、ちひろを中心にした本作の核になるバンドです。
曲の幅は広いですが、まっすぐな疾走感と、ちょっとひねったロック感の両方があります。
| 曲名 | アーティスト | 主な登場話 | メモ |
|---|---|---|---|
| はあとぶれいく | ZAZEN BOYS | 第26話・第59話 | バンド名と重なる象徴的な曲。ライブSEとしても登場 |
| ジターバグ | ELLEGARDEN | 第36〜37話・第61話 | 文化祭とハロウィンライブで印象が強い代表曲 |
| 覚悟を決めろ! | サバシスター | 第60話 | ハロウィンライブで披露 |
| IGGY POP FAN CLUB | ZAZEN BOYS | 第62話 | はーとぶれいくの攻めた側面が見える曲 |
| 閃光少女 | 東京事変 | 第63話 | ハロウィンライブの山場として強い曲 |
| アイラブ言う | 忘れらんねえよ | 第96話 | 後半で登場する、はーとぶれいくらしい熱量の曲 |
| クリスマス | JUDY AND MARY | 第102話 | 季節感とバンドの柔らかさが出る曲 |
はーとぶれいくの曲は、ちひろの歌が「うまい」だけでなく、どこか不器用に届く感じが強いです。
とくに「ジターバグ」「閃光少女」は、ライブの流れで読み返すと印象が変わります。
演奏曲というより、バンドがバンドになっていく過程そのものに近いです。
protocol.の登場曲
protocol.は、鷹見項希の存在感が強いバンドです。
選曲も、歌唱力やライブでの支配力が出やすいものが多くなっています。
| 曲名 | アーティスト | 主な登場話 | メモ |
|---|---|---|---|
| ドラマツルギー | Eve | 第36話・第66〜67話 | 文化祭とハロウィンライブで登場 |
| Wonderwall | Oasis | 第64話 | ライブSEとして登場 |
| Crazy Dancer | 夜の本気ダンス | 第65話 | ライブで映える曲 |
| 海と山椒魚 | 米津玄師 | 第69話 | 項希の歌唱力が際立つ曲 |
| インフェルノ | Mrs. GREEN APPLE | 第70話 | 高揚感のあるロック曲 |
| swim | 04 Limited Sazabys | 第93話 | protocol.の疾走感が出る曲 |
| さよならエレジー | 菅田将暉 | 第102話 | 物語後半で登場 |
protocol.は、選曲だけ見るとかなり強いです。
ただ、強さの見せ方が一辺倒ではありません。
「ドラマツルギー」のような派手さ、「海と山椒魚」のような聴かせる曲、「インフェルノ」のような爆発力があり、項希の万能感を支えるラインナップになっています。
性的カスタマーズの登場曲
性的カスタマーズは、バンド名のインパクトに目が行きがちですが、選曲を見ると銀杏BOYZ色がかなり強いです。
| 曲名 | アーティスト | 主な登場話 | メモ |
|---|---|---|---|
| 援助交際 | 銀杏BOYZ | 第9話 | 校内ライブで登場 |
| 恋する | SHISHAMO | 第41〜42話 | たまきの過去に関わる曲 |
| 夢で逢えたら | 銀杏BOYZ | 第42話 | 新田たまきの歌として登場 |
| エンジェルベイビー | 銀杏BOYZ | 第45話 | 性的カスタマーズらしさが出る曲 |
銀杏BOYZの曲は、うまく整った青春というより、痛さや衝動が残る青春に近いです。
たまきというキャラにその空気が乗ることで、性的カスタマーズは「変な名前の先輩バンド」だけでは終わらない存在になっています。
るりるり帝国の登場曲
るりるり帝国は、バンド名からして少し浮いています。
選曲もそのまま、ちょっと外したポップ感が魅力です。
| 曲名 | アーティスト | 主な登場話 | メモ |
|---|---|---|---|
| UFOを呼ぶダンス | ポップしなないで | 第35話 | 文化祭ライブで登場 |
| 四角革命 | 相対性理論 | 第72話 | ハロウィンライブ後の流れで登場 |
るりるり帝国の曲は、熱血ロックとは違う方向で記憶に残ります。
本作が「ロックバンド漫画」だけに閉じていないと分かるバンドです。
その他のバンド・キャラの登場曲
はーとぶれいく、protocol.、性的カスタマーズ以外にも、印象的なバンドやキャラは多いです。
| バンド・キャラ | 登場曲 | アーティスト | 主な登場話 |
|---|---|---|---|
| sound sleep | 生きて行く / 番狂わせ | Hump Back | 第7話・第9話 |
| ラチッタデッラ | 天体観測 / シンデレラボーイ | BUMP OF CHICKEN / Saucy Dog | 第5話 |
| 藤井彩目 | 凛と | クリープハイプ | 第27話 |
| 巽玲羽 | 怪獣の花唄 | Vaundy | 第19話 |
| フライデーナイツ | 死ぬまでに俺がやりたいこと | ヤングスキニー | 第58話 |
| カキフライエフェクト | American Idiot | Green Day | 第59話 |
| Color Circuit | lemonade | Chilli Beans. | 第73話 |
| ハッセーズ / 指川 | 誘惑 | GLAY | 第75話 |
| トゲトゲピーナッツ | デイドリーム | reGretGirl | 第86話 |
| ギャルを囲む会 | Oz. | yama | 第90話 |
| とがなくてしす | ストラトキャスター・シーサイド / REVIVER | Suspended 4th / MY FIRST STORY | 第99話・第100話 |
こうして見ると、定番邦ロック、平成ロック、近年のバンド、歌謡曲、洋楽までかなり広いです。
検索で「『ふつうの軽音部』の曲は誰の趣味?」と気になった人もいると思いますが、特定ジャンルに寄せすぎず、キャラごとに選曲のクセを変えているのが面白いところです。
鳩野ちひろが歌った曲一覧
「ちひろが歌った曲だけ知りたい」という人向けに、鳩野ちひろ関連の曲を抜き出します。
| 話数 | 曲名 | アーティスト | シーン |
|---|---|---|---|
| 第4話 | ソラニン | ASIAN KUNG-FU GENERATION | ギター演奏 |
| 第8話 | everything is my guitar | andymori | 歌唱 |
| 第13話 | 拝啓、少年よ | Hump Back | カラオケ |
| 第15話 | 君はロックを聴かない | あいみょん | ライブ |
| 第16話 | 透明少女 | NUMBER GIRL | 歌唱 |
| 第17話 | 生活 | syrup16g | 歌唱 |
| 第18話 | 赤橙 | ACIDMAN | 歌唱 |
| 第20話 | スピカ | スピッツ | 歌唱 |
| 第28話 | 名もなき詩 | Mr.Children | 歌唱 |
| 第40話 | リンダリンダ | THE BLUE HEARTS | アカペラ |
| 第45話 | スピカ | スピッツ | 再歌唱 |
| 第50話 | 16 | andymori | 歌唱 |
| 第77話 | ばらの花 | くるり | 歌唱 |
| 第82話 | Let’s ダバダバ | POLYSICS | 歌唱 |
| 第103話 | みずいろの雨 | 八神純子 | 歌唱 |
ちひろの選曲は、分かりやすいヒット曲だけではありません。
andymori、NUMBER GIRL、syrup16g、ACIDMAN、くるり、POLYSICSなど、邦ロックの中でも少し奥に入った曲が多いです。
一方で、あいみょん、Mr.Children、スピッツ、THE BLUE HEARTS、八神純子も出てきます。
だから、マニアックに寄りすぎず、読者が「あ、この曲知ってる」と入れる余地もあります。
ちひろは派手に自信満々な主人公ではありません。
それでも曲を通すと、好きなものを抱えている人の強さがちゃんと見えてきます。
ライブ別セットリストで見る登場曲
話数順の一覧だけだと、ライブごとの流れが少し追いにくいです。
ここでは、作中イベント別に登場曲を整理します。
序盤の新歓・校内ライブ周辺
序盤は、軽音部の空気を読者に伝えるための曲が多いです。
| 曲名 | バンド・キャラ | 話数 |
|---|---|---|
| あいどんわなだい | 新田たまき所属バンド | 第2話 |
| 天体観測 | ラチッタデッラ | 第5話 |
| シンデレラボーイ | ラチッタデッラ | 第5話 |
| 生きて行く | sound sleep | 第7話 |
| 援助交際 | 性的カスタマーズ | 第9話 |
| 番狂わせ | sound sleep | 第9話 |
ここは、ちひろが「軽音部ってこういう場所なんだ」と知っていく入口です。
定番曲もあれば、かなりクセのある曲もあり、軽音部の雑多さがよく出ています。
文化祭ライブ周辺
文化祭ライブは、はーとぶれいくとprotocol.が初めて大きくぶつかる場面です。
| 曲名 | バンド | 話数 |
|---|---|---|
| UFOを呼ぶダンス | るりるり帝国 | 第35話 |
| ドラマツルギー | protocol. | 第36話 |
| ジターバグ | はーとぶれいく | 第36〜37話 |
このあたりから、曲は単なる小ネタではなく、バンド同士の見せ場になります。
「ドラマツルギー」と「ジターバグ」は、それぞれのバンドの強みが分かりやすい対比です。
ハロウィンライブ周辺
ハロウィンライブは登場曲が一気に増える大きな山場です。
| 曲名 | バンド | 話数 |
|---|---|---|
| 死ぬまでに俺がやりたいこと | フライデーナイツ | 第58話 |
| American Idiot | カキフライエフェクト | 第59話 |
| はあとぶれいく | はーとぶれいく | 第59話 |
| 覚悟を決めろ! | はーとぶれいく | 第60話 |
| ジターバグ | はーとぶれいく | 第61話 |
| IGGY POP FAN CLUB | はーとぶれいく | 第62話 |
| 閃光少女 | はーとぶれいく | 第63話 |
| Wonderwall | protocol. | 第64話 |
| Crazy Dancer | protocol. | 第65話 |
| ドラマツルギー | protocol. | 第66〜67話 |
| 海と山椒魚 | protocol. | 第69話 |
| インフェルノ | protocol. | 第70話 |
ハロウィンライブは、はーとぶれいくとprotocol.の対比がはっきりします。
はーとぶれいくは、荒さや不器用さまで含めて人を動かすタイプ。
protocol.は、完成度と華で場を支配するタイプです。
どちらが正しいというより、同じ軽音部でも音楽の届き方が違う。
そこが『ふつうの軽音部』らしいところです。
七道高校・合同ライブ周辺
後半は、学校外のバンドや他校の色も増えていきます。
| 曲名 | バンド・キャラ | 話数 |
|---|---|---|
| デイドリーム | トゲトゲピーナッツ | 第86話 |
| Oz. | ギャルを囲む会 | 第90話 |
| swim | protocol. | 第93話 |
| ストラトキャスター・シーサイド | とがなくてしす | 第99話 |
| REVIVER | とがなくてしす | 第100話 |
ここまで来ると、ちひろたちのバンドだけでなく、周囲の高校生バンド文化そのものが広がって見えます。
バンド名も曲名もクセがあり、検索して聴き返したくなる流れです。
『ふつうの軽音部』の曲選びがうまい理由
『ふつうの軽音部』の登場曲は、ただの有名曲リストではありません。
理由は、曲がキャラ説明の一部になっているからです。
ちひろの曲は「好き」の履歴になっている
ちひろが歌う曲は、分かりやすくキラキラした主人公ソングだけではありません。
「生活」「赤橙」「16」「ばらの花」など、少し陰りや余白のある曲も多いです。
これは、ちひろが自分の感情を言葉で派手に説明するキャラではないからだと思います。
曲を通して初めて、胸の奥にあるものが見える。
だから、ちひろの登場曲を追うと、そのままちひろの内面を追うことになります。
protocol.は完成度の高さを曲で見せている
protocol.は、鷹見項希の強さをどう見せるかが重要なバンドです。
「ドラマツルギー」「海と山椒魚」「インフェルノ」などは、ボーカルの存在感がかなり出ます。
ただ演奏がうまいだけではなく、観客を持っていく力がある。
それを曲の選び方で自然に伝えているのが、protocol.のうまさです。
先輩バンドは選曲だけでキャラが立つ
性的カスタマーズ、るりるり帝国、sound sleepなどは、出番の量だけで見ると主人公バンドほど多くありません。
それでも記憶に残るのは、曲とバンド名の組み合わせが強いからです。
たとえば性的カスタマーズと銀杏BOYZ。
るりるり帝国と相対性理論。
名前を見ただけで、だいたいの空気が分かります。
この「曲名とバンド名でキャラを立てる」作りが、本作のかなり大きな魅力です。
よくある疑問
最後に、『ふつうの軽音部』の登場曲で検索されやすい疑問をまとめます。
『ふつうの軽音部』の登場曲は実在する?
作中に出てくる曲の多くは、実在するアーティストの楽曲です。
RADWIMPS、銀杏BOYZ、Hump Back、ELLEGARDEN、東京事変、米津玄師、Mrs. GREEN APPLEなど、邦ロックを中心に幅広く登場します。
少年ジャンプ+の作品ページにも、作品内使用楽曲に関する注記があります。
歌詞の引用ではなく、曲名やアーティスト名を通して軽音部の空気を作っている作品です。
『ふつうの軽音部』のアニメ主題歌やOP曲はある?
漫画作品としての登場曲はありますが、アニメ主題歌やOP・ED曲とは別です。
検索結果では「主題歌」「OP」と混ざって探されることがありますが、この記事で扱っているのは作中で演奏・歌唱・使用された楽曲です。
ちひろが一番多く歌っている?
作中で曲数が多く、検索されやすいのは鳩野ちひろです。
ただし、はーとぶれいく結成後は、ちひろ個人の歌というより「バンドとしての曲」も増えていきます。
そのため、一覧では「ちひろ個人の歌唱」と「はーとぶれいくの演奏曲」を分けて見ると分かりやすいです。
はーとぶれいくの代表曲はどれ?
作中の印象で見るなら、「ジターバグ」「閃光少女」「覚悟を決めろ!」あたりは押さえておきたい曲です。
とくに「ジターバグ」は文化祭とハロウィンライブの両方で印象が強く、はーとぶれいくを語るうえで外しにくい曲です。
protocol.の代表曲はどれ?
protocol.なら、「ドラマツルギー」「海と山椒魚」「インフェルノ」が印象に残りやすいです。
鷹見項希の歌唱力や、バンドとしての完成度を見せる曲が多く、はーとぶれいくとの対比でも重要です。
曲を聴きながら読むならどの順番がおすすめ?
初めて聴くなら、話数順に追うのがおすすめです。
ちひろの成長を追いたい人は、ちひろ歌唱曲だけを抜き出して聴くのもありです。
ライブの熱量を味わいたいなら、文化祭ライブ、ハロウィンライブ、七道高校周辺の順で聴くと流れがつかみやすくなります。
『ふつうの軽音部』登場曲まとめ
『ふつうの軽音部』の登場曲は、邦ロックの知識がある人ほどニヤッとできます。
ただ、それだけではありません。
曲名を知らなくても、どのキャラが何を歌ったのかを追うだけで、バンドの関係性やキャラの変化が見えてきます。
とくに押さえておきたいのは、以下のポイントです。
| 見たいもの | 追うべき曲・バンド |
|---|---|
| ちひろの成長 | ソラニン、拝啓、少年よ、スピカ、ばらの花、みずいろの雨 |
| はーとぶれいくの熱量 | ジターバグ、覚悟を決めろ!、IGGY POP FAN CLUB、閃光少女 |
| protocol.の強さ | ドラマツルギー、海と山椒魚、インフェルノ、swim |
| 先輩バンドのクセ | 援助交際、夢で逢えたら、エンジェルベイビー、四角革命 |
| 他校・後半の広がり | デイドリーム、Oz.、ストラトキャスター・シーサイド、REVIVER |
『ふつうの軽音部』は、曲を知っているとさらに楽しくなります。
でも本当に面白いのは、曲を知らなくても「このキャラがこの曲を歌う意味」が伝わってくるところです。
気になった曲を聴きながら読み返すと、ライブシーンの温度がかなり変わります。
ただの曲一覧ではなく、もう一度読み返すための地図として使ってみてください。


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