MENU

人的補償の撤廃はいつから?今オフは35歳以上だけ補償不要

FA人的補償の撤廃はいつから?今オフと35歳以上・ドラフト指名権のまとめ

2026年10月30日(金)、FA補償制度の見直しが正式決定したと報じられています。

今オフは、翌年4月1日時点で35歳以上の選手について、金銭・人的補償が不要になります。35歳未満の補償対象選手は、これまでどおり人的補償の対象です。

2027年・2028年オフは人的補償がなくなります。代わりに、Aランクは翌年ドラフト2巡目、Bランクの4〜7位は3巡目の指名権か金銭になると報じられています。

「人的補償が撤廃」と聞くと、今オフのFA移籍から一斉に変わるように感じますよね。まず分けて確認したいのは、35歳以上の補償免除と、2027年オフからの人的補償撤廃は開始時期が違うことです。

新制度ではBランクの範囲も変わり、年俸順位8位には指名権の譲渡がないと報じられています。「Bランクなら全員が3巡目」と覚えると、この違いを見落としてしまいます。

この記事では、適用時期、ランク別の補償、35歳以上の判定方法、今オフのFA日程を順に整理します。気になる選手について、どの時期の制度を確認すればよいか分かるようにまとめました。

目次

Kindleのお得情報

価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

本サイト上で表示されるコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。

Amazonのアソシエイトとして、トレンディブログは適格販売により収入を得ています。

人的補償の撤廃はいつから何が変わるの?

10月30日(金)に決定、選手会も公式発表

10月30日(金)、NPBと日本プロ野球選手会がFA制度の補償の見直しで合意し、12球団の持ち回り実行委員会で可決されたと報じられています。

日本プロ野球選手会も、公式サイトで合意を発表しています。

「FA移籍に伴う人的補償を撤廃し、ドラフト指名権の譲渡による新たな補償制度を導入することで合意しました」

出どころ:日本プロ野球選手会公式サイト

選手会によると、人的補償には運用上の課題があり、選手からも撤廃を求める声が上がっていました。今回の合意は、2029年シーズンオフに制度を見直すことが前提です。

この記事では、選手会が公式に発表した合意内容と、各社が報じている適用時期や補償の詳細を分けて紹介します。

なお、NPB公式サイトのニュース欄では、11月2日(月)昼の時点でもこの件の発表ページはまだ確認できていません。適用時期や補償の中身は、スポーツ各紙や時事通信の報道に基づきます。

決定までの流れ

報道によると、ここまでの流れは次のとおりです。

日付 出来事(報道)
2026年5月22日(金) NPBが人的補償の撤廃を検討。代わりにドラフト指名権を充てる案が伝えられる
2026年8月12日(水) 事務折衝で、今オフ(2026年オフ)からの撤廃は見送り
2026年10月13日(火) 協議を継続。選手会は指名権案の改善を求める
2026年10月30日(金) 合意し、12球団の実行委員会で可決。発表

報道によると、今オフからの撤廃は8月の時点で見送られていました。そのうえで、35歳以上の補償免除だけが今オフから先に始まる形です。

今オフと2027年オフの変更を早見表で確認

いちばん大切なのは、今オフから変わる部分と、翌年オフから変わる部分を分けることです。報道内容を整理すると、次のようになります。

時期 人的補償などの扱い 確認したいポイント
今オフ・2026年オフ 翌年4月1日時点で35歳以上なら、ランクに関係なく金銭・人的補償とも不要。35歳未満は従来の制度 今オフから全員の人的補償がなくなるわけではありません
2027年・2028年オフ 人的補償を撤廃。対象ランクに応じて、ドラフト指名権か金銭による補償へ 旧球団が指名権か金銭かを選ぶと報じられています。Bランク8位は金銭のみです
2029年オフ以降 2029年オフに見直し 2027年・2028年オフの運用状況を踏まえて再検討されます

時事通信の見出し「来年から廃止」は、2027年オフからの人的補償撤廃を指しています。一方、35歳以上の補償免除は今オフからと報じられています。

また、Cランクには従来から補償がありません。35歳未満なら必ず人的補償が発生する、という意味ではない点に注意してください。

人的補償とは、FA選手を獲得した球団から、その選手が所属していた球団へ別の選手が移る補償です。以下では、FA選手が所属していた球団を「旧球団」と呼びます。

とれちゃん

今オフと来年オフの話が重なると戸惑いますよね。まず時期を分けて読みましょう。

代わりの指名権や金銭とランクはどうなる?

旧球団が選ぶドラフト指名権か金銭補償

2027年・2028年オフは、旧球団が最初に「ドラフト指名権」か「金銭補償」かを選ぶと報じられています。

ドラフト指名権は、ドラフト会議で選手を指名するための権利です。報道では、Aランクは翌年の2巡目、Bランクのうち年俸順位4〜7位は翌年の3巡目が対象です。

ここでいう「翌年」は、FA移籍があったオフの翌年です。2027年オフの移籍に伴う指名権は、2028年のドラフト会議で使われます。

ただし、Bランクの年俸順位8位は指名権の譲渡がなく、年俸の60%の金銭補償のみと報じられています。同じBランクでも、4〜7位と8位では補償の中身が異なります。

ランク別に現行制度と新制度を比較

ランクは、旧球団内の日本人選手の年俸順位で分けられます。

現行制度では、Aランクが1〜3位、Bランクが4〜10位、Cランクが11位以下です。新制度ではBランクが4〜8位、Cランクが9位以下になると報じられています。

つまり、年俸順位9位と10位は、Bランクから補償のないCランクへ変わります。

区分・年俸順位 現行制度のランクと補償 2027年・2028年オフのランクと補償
1〜3位 Aランク。選手1人+年俸の50%、または金銭80% Aランク。翌年ドラフト2巡目の指名権、または金銭80〜130%が目安
4〜7位 Bランク。選手1人+年俸の40%、または金銭60% Bランク。翌年ドラフト3巡目の指名権、または金銭60〜100%が目安
8位 Bランク。選手1人+年俸の40%、または金銭60% Bランク。指名権の譲渡はなく、金銭60%のみ
9〜10位 Bランク。選手1人+年俸の40%、または金銭60% Cランク。補償なし
11位以下 Cランク。補償なし Cランク。補償なし

※現行制度のランクと補償割合は、日本プロ野球選手会が公開しているFA規約(2009年版)第10条によるもので、初めてFA権を行使した場合の数字です(現行も同じ枠組みと報じられています)。今オフからの35歳以上の補償免除は、ランクに関係なく適用されると報じられています。新制度の詳細は報道に基づきます。

現行の「選手1人+年俸の50%」は、人的補償と金銭50%の組み合わせです。Bランクなら、人的補償と金銭40%の組み合わせになります。

旧球団が金銭だけを選ぶ場合は、初回のFA権行使でAランクが80%、Bランクが60%です。

新制度の金銭は、Aランクが80〜130%、Bランクの4〜7位が60〜100%を目安とすると報じられています。割合に幅があるので、一律の金額ではありません。

たとえば、架空の年俸1億円のAランク選手なら、80〜130%は8,000万円〜1億3,000万円です。割合を理解するための計算例で、実在選手の補償額を示すものではありません。

表を見るときは、まず年俸順位、次に移籍するオフの年を確認すると整理しやすくなります。今オフの年俸順位9位・10位は、まだ従来のBランクです。

指名権を使うのは2028年のドラフトから

人的補償の撤廃が始まるのは2027年オフです。一方、譲渡された指名権が実際に使われるのは、2028年のドラフト会議からとされています。

「制度が適用される時期」と「指名権を使う時期」は別です。2027年オフのFA移籍に伴い、翌年のドラフト指名権が補償になるという流れです。

指名の順番は、FA選手を獲得した球団のウエーバー順で、旧球団が指名するルールと報じられています(スポニチ10月31日(土)付・ドラフト会議ホームページ)。たとえばAランクの選手が移籍した場合、旧球団は自分の2巡目に加えて、獲得球団の2巡目の順番でもう1人指名でき、2巡目で計2回指名する形です。

指名権か金銭かは旧球団が最初に選び、一度決めたら途中で変えられません。金銭の額は両球団の協議で決め、目安の範囲に収まっているかはNPBが確認すると報じられています。なお、1球団がAランクやBランクの選手を2人同時に獲得した場合の扱いは、今後検討するとされています。

とれくん

ランクも割合も一度に覚えなくて大丈夫。気になる順位の行から確認しましょう。

今オフのFA日程と対象選手はどうなる?

35歳以上は翌年4月1日時点で判定

今オフの補償免除は、FA権を行使した時点の年齢で判定するものではありません。

基準は、FA権利行使の翌年4月1日時点で35歳以上かどうかです。今オフであれば、2027年4月1日(木)時点の年齢を確認します。

該当する選手がFA移籍した場合、獲得球団から旧球団への金銭補償も人的補償も不要になると報じられています。ランクに関係なく適用される点もポイントです。

日刊スポーツは、今年の場合はDeNAの筒香嘉智選手が該当すると報じています。DeNA公式プロフィールの生年月日(1991年11月26日)で数えると、筒香選手は2027年4月1日(木)時点で35歳です。

ただし、補償免除の条件に該当することと、FA権を行使することは別の話です。10月28日(水)時点の日刊スポーツの報道では、筒香選手は行使を熟考中で、球団は慰留の方針です。FA権の行使は決まっていません。

サンスポ(10月30日(金))は、DeNAの戸柱恭孝選手(36歳)も対象になると報じています。スポーツ報知(10月28日(水))によると、戸柱選手は来季の契約に「オプトアウト」条項があり、行使すればFA移籍が可能で、本人は権利行使を視野に入れています。こちらも、FA権の行使は決まっていません。

一方、35歳未満の選手は今オフも従来の制度です。A・Bランクでは、旧球団が人的補償を含む方法か、金銭のみの方法かを選びます。Cランクには補償がありません。

FA宣言の期限と交渉開始日を確認

今オフのFA宣言期間は、10月29日(木)から11月9日(月)までです。宣言後は公示を経て、11月11日(水)に交渉が解禁されます。

手続き 日程 内容
FA宣言期間 10月29日(木)〜11月9日(月) FA権を行使するための申請期間
FA宣言期限 11月9日(月) 今オフの宣言の締め切り
FA宣言選手の公示 11月10日(火) 規約上、公示時刻は午後3時の見込み
交渉解禁 11月11日(水) FA宣言選手との交渉が始まる日

※日程は、規約に基づく計算と報道によるものです。

今季のFA有資格者は、NPBの公示で105人です。内訳は国内FAが36人、海外FAが69人です。有資格者の人数は、FA宣言する選手の人数とは異なります。

宣言期限や現行ランクについては、FA宣言2026の期限・ランクをまとめた記事もあわせてご覧ください。

今オフの人的補償の手順は、次のとおりです。獲得球団は、外国人選手と任意の28人を除いた名簿を旧球団へ渡します。これが、いわゆる「プロテクト外リスト」です。

選手会が公開しているFA規約では、名簿の提出は契約締結の公示から2週間以内です。旧球団はその中から1人を選べます。補償は公示から40日以内に完了する扱いです。

ただし、A・Bランクの移籍でも、旧球団が金銭のみを選べば人的補償は発生しません。「対象になること」と「実際に選手が移ること」は分けて考えましょう。

とれちゃん

今オフの人的補償は「35歳未満で、A・Bランクの選手が国内の他球団へ移ったとき」に起こりうる、と覚えておくと整理しやすいですよ。

これまでの人的補償にはどんな例がある?

日刊スポーツの一覧には、1995年から2025年までの人的補償が計40例掲載されています。主な例は次のとおりです。

年 人的補償で移籍した選手 移籍先 補償の対象となったFA選手
1995年 川辺忠義 巨人→日本ハム 河野博文
2018年 内海哲也 巨人→西武 炭谷銀仁朗
2018年 長野久義 巨人→広島 丸佳浩
2024年 伊藤優輔 巨人→ソフトバンク 甲斐拓也
2025年 古市尊 西武→DeNA 桑原将志
2025年 田中千晴 巨人→楽天 則本昂大

※日刊スポーツの過去の人的補償一覧に基づきます。

表の矢印は、人的補償で移籍した選手の動きです。FA選手の移籍方向とは逆になるので、混同しないようにしてください。

たとえば、甲斐拓也選手は2024年オフにソフトバンクから巨人へFA移籍しました。その補償として、伊藤優輔選手が巨人からソフトバンクへ移籍しています。

今回の見直しで、こうした選手の移籍による補償は撤廃されます。報道によると、2027年・2028年オフは指名権や金銭による補償に切り替わります。2029年オフには見直しが予定されているため、今回の内容がそのまま続くとは限りません。見直し時の発表を確認したいところです。

よくある質問(FAQ)

今オフにFA移籍したら人的補償はありますか?

35歳未満のA・Bランク選手は、これまでどおり人的補償の対象と報じられています。ただし、旧球団が金銭のみを選べば人的補償は発生しません。翌年4月1日時点で35歳以上なら、今オフから金銭・人的補償とも不要になると報じられています。Cランクは従来から補償なしです。

35歳以上は誰が該当しますか?

報道では、DeNAの筒香嘉智選手(日刊スポーツ)と戸柱恭孝選手(サンスポ)が該当するとされています。判定日は2027年4月1日(木)です。11月2日(月)昼の時点で、2人ともFA権の行使は決まっていません。宣言した選手は11月10日(火)に公示されます。

指名権は何番目の指名になりますか?

Aランクは翌年ドラフトの2巡目、Bランクの年俸順位4〜7位は3巡目です。指名の順番は、FA選手を獲得した球団のウエーバー順と報じられています。旧球団は自分の指名とあわせて、その巡目で2回指名する形です。Bランク8位には指名権の譲渡がありません。

海外移籍も今回の見直しの対象ですか?

今回の見直しは、国内球団どうしの移籍の補償の話です。

甲斐拓也選手の楽天移籍は関係ありますか?

10月30日(金)の巨人から楽天への移籍は、金銭トレードと報じられています。FA移籍ではないため、FA補償の対象外です。2024年オフのソフトバンクから巨人へのFA移籍と、それに伴う伊藤優輔選手の人的補償とは別の話です。経緯は甲斐拓也選手の楽天トレードの記事で整理しています。

まとめ

人的補償の撤廃を確認するときは、まず「今オフか、2027年オフ以降か」を分けると整理できます。

今オフは、翌年4月1日時点で35歳以上の選手について、金銭・人的補償とも不要になると報じられています。35歳未満は従来の制度で、A・Bランクには人的補償を含む選択肢が残ります。

2027年・2028年オフは人的補償を撤廃し、Aランクは翌年ドラフト2巡目、Bランクの4〜7位は3巡目の指名権か金銭へ移ると報じられています。Bランク8位は金銭60%のみ、9位以下はCランクで補償なしです。

制度は2029年オフに見直す前提です。まずは今オフの宣言期限である11月9日(月)と、適用される年齢・ランクを確認しておくと、FAのニュースを追いやすくなります。

参考(公式・報道)

Kindle期間限定セール

価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

本サイト上で表示されるコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。

Amazonのアソシエイトとして、トレンディブログは適格販売により収入を得ています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次